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「町田工業高校インターン生特別企画」介護付有料老人ホーム「サンライズ・ヴィラ海老名」取材レポート公開！

神奈川県海老名市にある「サンライズ・ヴィラ海老名」を見学

僕は東京都立町田工業の2年生で、今回は授業の一環でケアミックス株式会社にインターンでお世話になることになりました。1施設目は、相模原市にある「ツクイ・サンシャイン相模原」に見学に行きました。2施設目の老人ホームは「サンライズ・ヴィラ海老名」という老人ホームで海老名市にあり、JR相模原線「門沢橋駅」より徒歩4分の静かな住宅街にあります。見学では、サンライズ・ヴィラ海老名の阿部施設長から老人ホームの成り立ちから介護保険ができた経緯など、様々な話をしてもらいました。

高齢者になると白内障や緑内障等の目の病気をはじめ、様々な病気になりやすくなるそうです。その中で例えば、目にある水が濁るなどしていると白いものや光っているものが見えにくくなるそうです。また「エイジズム」ということについて話をしてもらいました。このエイジズムとは年齢を重ねて定年により仕事を引退し、頼られることが少なくなってしまい、活動できることにも制限が出てきて様々なことに対してのやる気や生きがいをなくしてしまうことだそうです。
そうなってくると体の機能は低下し、そのことによって更に使用頻度が少なくなり悪循環に陥ってしまうそうです。

マフラーをした犬の置物が迎えてくれます。

サービス・リハビリについて

老人ホームで生活するためには、例えば月額にプラスアルファ（介護保険や医療費など）としてどの程度の費用がかかるか具体的な金額を教えてもらいました。終の棲家である老人ホームを選ぶことは一大事。老人ホームと言ってもたくさんの種類があることも知りました。費用が安い代わりに最低限のことだけを提供したり、費用はかかるが手厚いサービスを受けることができる施設もあります。僕がインターンでお世話になっているケアミックスなどと連携して最適なプランを提示しているそうです。


サンライズ・ヴィラ海老名では、24時間看護師さんがいるので様々な病気の方にも対応し、受け入れできるそうです。転倒や転倒しかけることもあるそうですが、夜間でも看護師がいるのですぐに手当ができるので安心だと思いました。お薬は部屋番号とお名前、朝・昼・夜などの時間帯によって厳重に保管されていました。

作業療法士さんが毎日いるので、ここに来た時は何も出来なかった人が「あそびリテーション（遊びながらリハビリをする）」や「手づくりテーション（手をつかうリハビリをする）」、手厚い介護看護によって、再び元気を取り戻されていくことが多いそうです。水彩画教室やレクリエーション、作業療法なども行い作業療法のひとつに切り絵を作り、額縁を割り箸や段ボールを使って自作したりして、いかに様々な能力を衰えさせないようにするかという工夫がなされていました。そして、その人の能力や技量にあわせたものを作るそうです。

高齢者の方が書いているとは思えないほどうまいですね。

皆さんの水彩画はとてもうまかったです。

福祉用具の体験や環境について

施設の見学をする時に車いすに乗らせてもらい、介護される側（車いすに乗る）や介護をする側（車いすを押す）体験をさせていただきました。いざ乗ってみると自分で動かすのも大変で押される時はその人に全て任せるので多少の怖さがありました。それと同時に車いすに乗ることの恥ずかしさも正直感じました。逆に押す側には押している人に全てを任せられるので責任があり、その怖さがありました。しかしこの体験をしたのは整備された老人ホーム内のことです。少しだけ外に出てみると道が凸凹していたりしただけでとても大変でした。

実際に住んでいる部屋に入らせていただいた時は、見た目では十分の広さだと感じました。ですが車いすにのっていると旋回したりするのにぶつかりそうになり、見た目で思ったより狭く感じました。これらのことを理解することで高齢者の立場を考え、どう手助けするのかを考えているそうです。大事なことは「目配り」「気配り」「心配り」だという事を教えていただきました。サンライズ・ヴィラ海老名では、皆さんでお誕生日会やクリスマス、節分、お餅つきなども盛りだくさんで飾られていた写真も皆さん元気に笑っていました。

旋回するのがとても難しかったです。