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2023年11月20日

威風堂々。圧巻のハードとソフト「パークウェルステイト鴨川」

三井不動産グループは、「すまい」「ショッピングセンター」「リゾート」「ホテル」「オフィスビル」「物流施設」「資産活用」と多岐にわたる事業を展開しています。
その中で、三井不動産レジデンシャルウェルネスは、2017年に設立され、「シニアのためのサービスレジデンス」の営業・運営を推進しています。
より自分らしく暮らしていただけるように、三井不動産レジデンシャルウェルネスがお客様の生涯の暮らしに家族のように寄り添い続け、様々なサービス、サポートを提供します。
「パークウェルステイト鴨川」は標高46mの高台に建つ22階建てのレジデンスです。そこから望む空・海・緑の圧倒的な眺望を満悦することができるのです。
今回インタビューに応えてくださったのは、支配人の和田隆之さんです。

外観

パークウェルステイト鴨川のコンセプトについて

それではこちらのコンセプト等についてお話をお聞かせください。

和田さん:「お一人おひとりが自由で豊かに暮らせる」ということがテーマになっています。
一般的に老人ホームは必要性に迫られたり、ご家族に迷惑がかけられないので仕方なく入居するというイメージがありますが、自分から「こういうところに入りたい」というすまいでありたいと考えております。
ですので、老人ホームとは呼ばず、シニアレジデンスと呼んでいます。
ここに来てやりたいことをしていただきたいので、わたしたちはそのお手伝いをするのです。近づき過ぎず、入居者様が必要とする時に、直ぐ寄り添うというスタンスでいます。
フロント以外にもリビングサロンがあり、日常生活の中でお困りごとがあれば承っているのです。例えばスマホの使い方や役所の手続き、美味しいお店についてなど諸々のご相談を受けています。
介護や医療的なことは健康相談室と連携し、場合によっては館内にある亀田浜荻クリニックにつなぐこともあります。

「ライフスタイリング×経年優化」という考えも教えてください。

和田さん:建物は月日が経てば古くはなりますが、味や良さが出てきます。ライフスタイルも皆さまが何十年も培ってこられたことがあると思いますが、それがここからいよいよ伸びていくようになってもらいたいのです。また、ここに来て新たな挑戦をしてもらったり、あきらめずに経年優化を重ねてもらいたいのです。
ここで初めて、釣りやビリヤード、麻雀をしたという方もおられます。
学生時代のご友人や職場でお付き合いのあった方たちとも違った、ここでの友人ができて、新しいコミュニティができるということもあります。

「ディスカバリープログラム」についてもお話しください。

和田さん:ここでしかできないことや、鴨川ならではの新たな体験をしてもらう工夫をしています。
釣りに行って釣った魚を食してみたり、地元ブランドのかずさ和牛でBBQをしたりしています。
大山千枚田という段々状の田んぼがあり、その保存活動に私たちも関与していて、田植えや稲刈りを手伝ったりしているのです。
酒米になっているので、稲刈り後は地元の酒蔵でお酒を造ってもらい、皆さまで味わって呑んでおられます。

ロビーラウンジ
ロビーラウンジ

ハードとソフトの充実

アクティビティが充実していると伺いましたが、いかがでしょう?

和田さん:レジデンス内の情報を共有するために、タブレットを用いてイベントなどの情報発信をしたり、共有部の予約することができるようになっています。
例えば、オーシャンビューの露天風呂付大浴場の混み具合を確認することなどもできるのですよ。
今月のプログラムを幾つかお伝えしますね。
「はじめてのスマホ講座」がグループレッスンや、個人レッスンで専門講師によって開催されます。
「そば打ち体験」がプライベートダイニングで行われたり、「俳句教室」がアトリエで実施されます。
外出イベントも毎月ありますが、今月は、「レモン狩り体験とはちみつレモン作り」をナガサファームにて行います。定員は16~20名なのですが、キャンセル待ち状態です。
「Panasonicレコードコンサート」はオーシャンビューダイニングにて、700枚のレコードの中からセレクトして楽しんでいただきます。

大きなイベントもなさるのですか?

和田さん:もちろんです。
夏祭りは100名以上の参加があり、大盛況でした。
ハワイアンフェスと銘打って、地元のフラダンスサークルに来てもらったり、ウクレレ奏者に演奏してもらったりしました。
童心に戻ってもらうために縁日の出し物も凝りましたよ。
12月はクリスマスですが、地元の少年少女合唱団とプロ歌手によるゴスペルを披露してもらうことになっています。
大ホールがありますので、そこで満喫してもらうようにしています。

どんな設備があり、それを皆さまがどのように活用されているのですか?

和田さん:大ホールで毎朝「エイジングケアプログラム」というオリジナル体操を行っています。大体40名くらい参加されているのですが、その後に中庭で散歩されたり、海や鴨川駅までウオーキングするのを日課としている方たちもおられます。
ライブラリーは約2000冊の蔵書があり、話題の書籍や季節の冊子、リクエストに応じた本なども並べられています。
日の当たる場所でコーヒー片手に読書することもできますが、貸出ししてお部屋で読むこともできます。
2部屋あるカラオケルームは常にどなたかがご利用されていますし、ビリヤード場・ピアノルーム・卓球台を置いているコミュニティスペース・麻雀ルームでは、こちらに来てやり始めた方たちもとても楽しまれています。
本格的なシアタールームでは現在イベント企画中で月に2回午前午後と映画を上映していますが、それ以外の時間は自由に利用できます。
クラブラウンジバーでは、週に5日昼と夕にバーが開かれています。通常のお食事とは違うメニューをお出しすることも可能です。
ゲストルームは3部屋あり、ご家族が泊まりに来られるようになっていますし、パーティルームやプライベートダイニングで家族時間を過ごすこともできるのです。

オーシャンビューダイニング
オーシャンビューダイニング

亀田病院との連携

亀田病院との関係について教えてください。

和田さん:この地域には亀田病院以外の企業がなく、CCRC(高齢者が健康なうちに入居して、終身で過ごすことができる生活共同体)が鴨川に必要だと、壮大なビジョンのもとスタートしているのです。
医療や介護などは亀田病院が全面的にバックアップして、ハードは三井不動産がしっかりしたものを建て、お互いのホスピタリティを掛け合わせたレジデンスを開設し、今までにない街を作り上げるという構想があるのです。
亀田病院は医療とはサービス業だと捉え、「All ways say yes」という考えで、先ずはお客様を受け入れ、Noとは言わない方針を持っています。
働くスタッフはみな丁寧な接遇を心掛けています。
ですので、個人病院ですが、大手病院と肩を並べる高評価を得ていて、病院ランキングでも常にトップの方に入っています。

亀田病院との連携をもっと教えてください。

和田さん:亀田病院のトレーナーが「コンディショニングプログラム」を監修しています。ストレッチや腰痛予防体操、ヨガや姿勢改善ポールエクセサイズなどあります。
身体能力を測定できる機械があるので、その方に応じたトレーニングメニューを提供することもできます。
プールも自由に活用できますが、亀田病院のトレーナーがつく「アクアプログラム」もご用意しています。
プールにはジャグジーもついていますし、オーシャンビューなので、太平洋を眺めながら水中ウォーキングやアクアビクスを楽しむことができます。
それから、2か月に1回「ウェルネス講演会」という会がありまして、亀田病院のドクターや看護師、理学療法士などが講師をつとめて、「もしもこうなったらどうする?」という話しをしてもらっています。
毎回40~50人くらいの入居者様が参加されています。

健康な方のみならず、介護状態になった場合はいかがですか?

和田さん:介護状態になると、2・3階の介護棟にお移りいただいています。
そこも亀田病院が介護も含めバックアップしているので、お看取りに至るまで安心して過ごしていただいています。
人員配置は1.5:1と手厚い配置になっているのです。
レジデンス内に亀田浜荻クリニックがあるのですが、亀田病院のサテライトですので、カルテは常に共有されています。

ライブラリー
ライブラリー

食事や支配人の半生について

食事について教えてください。

和田さん:居室にキッチンが付いていますから、自炊なさっている方も結構おられます。その反面、もう料理からは解放されたいから三食ともここで食事をとる方もおられますね。
ここでの食事は地元の獲れたて野菜や魚などもふんだんに使っています。
オープンして2年経ちましたので、入居者様の味の嗜好がわかってきたので、ニーズに応じた料理を提供できるようになってきていますね。
週に1回は夜にイベント食をお出ししていますが、昼食しか召し上がられない方もおられるので、月に1回はお昼もイベント食をお出ししています。
週末はウィークエンドスペシャルとして、ステーキや豪華な天ぷらなどを提供しています。
アルコールを嗜まれる方も多いので、会話が弾み新しい仲間づくりのきっかけの場にもなっています。
別途料金がかかりますが季節ごとの懐石料理も企画していまして、毎日6名様限定でカウンター席にて目の前でお料理しています。
対面なので料理人と対話しながら食べられるのは好評です。
食事に合ったアルコールをお出しするペアリングも楽しまれているのです。

では最後に支配人のこれまでの半生をお聞かせください。

和田さん:私は元々リゾートホテルやゴルフ場を運営する会社で働いておりました。
ある正月に父が突然脳梗塞で倒れ、4年にわたる闘病生活となってしまったのです。
前職では出張なども多く、落ち着いてできる仕事を探し始めた時に、ここでの支配人の話しと巡り合ったのです。
面接時に、「お客様が楽しまれるのを応援する仕事をしてきたので、今後もそうしたいのです」と話しましたら、面接官に「和田さん、是非それをやってもらいたいんだ」と言われ、ここで働くことになったのです。
コロナも五類となり、入居者様との距離も近くなってきましたが、常に「人生を楽しんでいただきたい」とお話しています。
入居者様は皆様、見識が高く、人を良く見てこられた方ばかりです。人格的にも尊敬できる方も多く、「私もこのような風になりたいな」と思うことしばしばです。

今日は忙しい中、ありがとうございました。

支配人 和田隆之さん
支配人 和田隆之さん
 

取材後記:和田さんに案内してもらいましたが、圧巻のオーシャンビューと、ラグジュアリーな高級ホテルと見まごうほどの館内に圧倒されました。
一方、和田さんがすれ違う入居者様お一人おひとりの名前を呼んで声をかけている姿を見て、温かいホスピタリティを感じました。
私の頭には星が5つ浮かびした。

施設情報

施設名 パークウェルステイト鴨川
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 千葉県鴨川市浜荻1002
入居時費用 82歳以上・1人入居の場合1,984.4~15,372 万円
月額費用 191,932~232,640円
アクセス JR外房線「安房鴨川」駅より車で約7分。
※「安房鴨川駅」「イオン鴨川店など駅周辺商業施設」「亀田総合病院」への専用シャトルバスサービスあり。
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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