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2015年02月03日

介護職員初任者研修の資格体験談/9日目 障害は個性?障害がもつイメージ

介護職員初任者研修のテキストは分厚い&重い

今日の介護職員初任者研修のカリキュラムは「障害の基礎的理解」「障害の医学的側面、生活障害、心理・行動の特徴等の基礎的知識」「家族の心理、かかわり支援の理解」「介護の基本的な考え方」「介護に関するこころのしくみの基礎的理解」です。盛りだくさんですね。すべての日程の中で一番盛りだくさんな日です。介護職員初任者研修の授業は、テキストをベースに各先生によって別プリントがあったりします。このテキストは第一巻と第二巻で2冊あるのですが、分厚く重たい代物です。ちなみにこの介護職員初任者研修のテキストの費用(定価)は2冊で5,000円です。私が受講している横浜市福祉サービス協会は受講料にテキスト代も含まれています。けっこう高いですね。受講料が3万円(税込)ですので、テキストが5,000円だと、、、介護職員初任者研修の運営も大変ですね。ちなみに、9日目の今日は唯一この2冊を使っての授業ですので受講生は2冊を持ってきます。先生は重たいからテキストをコピーしたものを使っているそうです(笑)

■癒し系先生のテクニック
9日目の午前の先生は以前と同じ先生で、午後はヘルパー(現、介護職員初任者研修)、介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士を有する横浜市保土ヶ谷区にある介護事務所の副所長です。介護保険が始まる前からヘルパーとして働き現在に至るそうです。そしてこの先生、癒し系です。午後で眠くなる魔の時間ですが、先生は「眠いですよね~。寝たければ寝ていいですよ~。」と。これがまた不思議なことにそう言われると逆に意識して眠たくなくなる・・・。受講生が休憩時間に「ああ、言われると逆に眠気覚めるよね」と言っていました。癒し系先生腕ありますね。そして、ゲームに体操にグループワークに盛りだくさんで、結果的に眠くなる間も与えてもらえず、テクニックありますね(笑)あと先生は、介護仕事についた動機が「友達に誘われて、何となく」「料理や掃除、洗濯も好きなので」とのことで、けっこう他の受講生も私も話に引き込まれていきました。あとから考えると「等身大」に近い雰囲気があり(恐縮ながら)、肩に力が入っていないで(適切かわかりませんが)、仕事を楽しんでいる様子でとても自然体に見えました。この雰囲気って大切ですね。

前回(介護初任者研修の8日目)のレポートはこちら

障害者という呼称は適切?

まず、これは私の個人的な意見ですが、あまり障害者という言葉が好きではない時期がありました。言葉のイメージから差別や偏見が生み出されやすいからが好きではない。そんな理由でした。

前の(8日目)の取材レポートで記載しましたが、「痴呆」も時を経て「認知症」という呼称に定着しつつあります。障害者という言葉のイメージが良くないことから、自治体や組織、人(本人もそれ以外も)によっては「障がい者」と書く場合もあります。(話すのであれば、漢字だろうがひらがなだろうが関係ないですからね)また印刷物やホームページに注釈として「私どもは、冒頭は『障がい者』と記載していますが、法律などの観点から便宜上文章内は障害者と統一させていただきます」何て書いてあったりします。まー、私としては漢字だろうがひらがなだろうがどっちでも良いですが、どうせなら認知症のように呼称変えてしまえば?とよく思います。

まー、障害者自立支援法(2009年廃止)や障害者総合支援法(2013年~)など法律絡みもあるかと思いますが、どうせなら「個性者」とかはいかがでしょうか。今は、「障害は個性」という考え方が少しずつですが広がってきたのではないかと思います。これも中途障害者の方もいらっしゃるので、難しい部分もありまし、「個性者」が適切かはわかりませんが、ここには自分なりに思うところがあります。

障害者という呼称は適切?

自分をしる(自己覚知)ことが介護ではもっとも重要?!

初任者研修で何度も聞く言葉のひとつに「自己覚知(じこかくち)」があります。
辞書で調べると覚知は「悟り知ること」「消防機関や警察が、火災や事件などを認知すること」とあります。すなわち自己覚知とは自分自身の考え方や価値観などをよく知っておくことです。もっと簡単に言うと「自分を知る」ことではないかと思います。これがなぜ介護職において繰り返し言われるかと言いますと、介護職は人の援助をする仕事で自分の価値観を押し付けてはいけないという大前提があるからです。

個人ワークでは20程度の設問が書かれた紙が配られ例えば「人からものを頼まれるとなかなかノーと言えない」という設問に「よくあてはまる/あてはまる/あまりあてはまらない/あてはまらない」などから選択をして、最終的に集計すると自分のタイプ4つの分類(コントローラー/プロモーター/サポーター/アナライザー)のひとつに分けることができるというものです。ちなみに私は「コントローラー」で「他人からコントロールされることを嫌う」そうです。図星(笑)自分を知るって大切ですよね。相手を知る前に己をしる、何ていいますからね。営業職でも、こんな話は出ますね。例えば、営業先で「やたら自慢する人が苦手」「圧迫面接みたいにプレッシャーをかけてくる人が苦手」など。でも、私この人苦手だから帰る、この商談断る、というわけには一般的にはいかないですよね。そうなると、「こういう人苦手だから、こう対応しよう」と考えるわけで、この考えるときのベースになるのが「自分」なのです。とくに介護職は企業で言うと「介護をする=人」が最大のサービス・商品ですので(表現がよくないかもしれませんが)、一層この自己覚知というのが大切なのではないかと思います。

■名言
世間は介護の仕事は大変と言いますが、私はあまりそう感じません。楽しいですよ。

さて、今日で介護職員初任者研修のカリキュラムの約半分が終わりました。最初に配られたカリキュラムがA4両面の紙ですが、その表面が終わりました。さー、折り返し頑張ろう。

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