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2015年01月16日

介護職員初任者研修の資格体験談/2日目 介護職員初任者研修を目指す人たちの動機と気になる費用

「2日目!介護職員初任者研修を受講する人たちとカリキュラム」

■介護初任者研修を受講する人
今回の私、A相談員が参加している横浜市福祉サービス協会の介護職員初任者研修は、32名で受講しています。初日では、オリエンテーションで氏名やなぜ介護職員初任者研修を受講し、資格取得を目指しているかなどの自己紹介を行いました。32名中、男性が6名、女性が26名です。目指している理由は、私が勝手に分類すると

(1)現役で介護の仕事をしている人が資格取得を目指す
(2)これから介護職として働きたい人が資格取得を目指す
(3)資格取得をしながら将来または今の介護に生かした人

といったところではないかと思います。比率としては、自己紹介から推測するとそれぞれ1/3ずつ程度ではないかと思います。比較的、40-50代の方が多い印象でした。ですので、これから介護職員初任者研修の資格取得を目指す40-50代の方も勉強などで不安がある方もいらっしゃるかと思いますが、同世代の方もいらっしゃいますので安心して良いのではないか思います。

話はそれますが、授業が終了すると科目ごとに出席簿に自分の名前を書く箇所があります。この出席簿は、県に提出する大切な出席簿なので丁寧に名前を書きましょう。私はざっと氏名を書いていたら「県に提出するので丁寧に」とさっそく指摘を受けてしまいました。普通に書いて読めれば大丈夫です。はい、私が汚すぎただけです。反省。

■「介護職員初任者研修」のカリキュラム
まず、座学が130時間あります。研修を実施している事業者によってカリキュラムの組み方は異なりますが、私が受講している横浜市福祉サービス協会の今回の講習は20日間の座学と実習(3日)です。思ったより時間がかかります。でも、介護は命に直接関わる仕事のひとつなので、諦めて素直に受講しましょう。(一部実務経験や資格があると科目の免除もあるそうです)。恐らく多くの受講生が学生の頃以来の勉強かと思いますので、懐かしくもあり新鮮でもあり、、、何より慣れない勉強は大変かと思います(私も)。

あと、ちょっと気になるのが「欠席したらどうなる?」です。結論としては、欠席したらその項目の補講を受けることです。学校のように欠席しても最終的にテストに合格すれば単位がもらえるとは異なります。ですので、約3か月体調管理というのもひとつのポイントではないかと思います。受講の時期(1月~3月)がインフルエンザの流行時期なので・・・用心ですね。

私が「現役の職員が講師である」を重視して選んだ横浜市福祉サービス協会の介護職員初任者研修はまだ2日目ですが、「今のところアタリ(あくまでも今のところ)」だったのではないかと思います。ただ教科書を読んで勉強しているだけでは退屈ですが、介護職の現役職員の先生が教えてくれるので結構面白い内容が聞けます。「教科書ではこう書いてあるけど、実際の現場ではー」といった話が聞けます。学生時代の授業もでしたが、先生が面白い授業の方が楽しいし、結果的に興味をもって授業をうけるので知識も身に付きやすいのではないかと思います。ぜひ、これから介護職員初任者研修を受講される方は、その点についても考えながらご自身にあった事業者を選択してはいかがでしょうか。ただ、やっぱりなれない勉強は眠くなりますね。

前回(介護初任者研修の初日)はレポートはこちら

2日目、講師の先生は地域ケアプラザの所長

2日目の講師の先生は、横浜市西区にある地域ケアプラザの所長です。ちなみに地域ケアプラザ(通称:ケアプラ)は横浜市独自の取り組みで、1998年に「横浜市地域ケア施設条例」が制定され地域の福祉サービス、保健サービスなどを総合的に提供してくれる施設として設置されています。介護に関する相談や、介護だけではなく、子育てなど福祉や保健について支援してくれる場所ですので、何か困ったことがある方は地域ケアプラザに相談しにいくのも良いと思います。

ちなみに私は、母親が病気になってしまい一時的に車イスが必要だったときに自宅近くにある「ケアプラザ」に相談にいったところ(予約もせず)とても親身に対応してもらい、一時的に車イスを無料で貸していただきました。しかも緊急性を加味していただき、その場で貸していただけました。もしかすると通常のルールから外れてしまったかもしれませんが、とっても親身且つ柔軟に相談にのってくれますので、おすすめです。横浜市はいい施設が整っていますね。まさに今国が力を入れている「地域包括ケアシステム」ではないでしょうか。この地域は日常生活圏域(30分でかけつけられる圏域)を指しているそうです。(まさに今日の講習で習ったところです。詳細はインターネットで検索してください)

ただ、横浜市民で地域ケアプラザの認知度は恐らく低いと思います。なぜなら介護職や専門家の方とお話をするときは「ケアプラ、ケアプラ」とよく聞きますが、一般の方から「ケアプラ」はあまり聞いたことがなく、やはり区役所が地域の人にとっての「核」になっているような気がします。だから、横浜市もせっかく良い取り組みをしているのだから、もっと認知度をあげられたらいいですね。そして「気軽に相談・利用できる地元の相談相手」になるといいですね。

介護の相談員をしつつも、やはり私が理解できない、どうにかしたいのが幼児虐待とか育児放棄です。この地域ケアプラザがもっともっとうまく機能して、未来ある子供たちを、地域、日本の財産として地域全体で守ってあげることができればと思います。横浜市がそのモデルケースとなればと思います。もちろん「児童相談所」もありますが、この日常生活圏域(30分でかけつけられる圏域)に存在するというのも大きな意味があるのではないかと思います。

2日目、講師の先生は地域ケアプラザの所長

横浜市内の福祉事業所はこちらから検索できます

2日目の介護職員初任者研修の内容

■2日目の介護職員初任者研修の内容
さて、2日目の午前は「介護職の役割、専門性と他職種の連携」「介護職の職業倫理」、午後は「介護における安全の確保とリスクマネジメント」「介護職の安全」です。ちなみに1日目は、「オリエンテーション」「多様なサービスの理解」「介護職の仕事内容や現場の理解」でした。

初日の先生もそうでしたが、「グループワーク」などが多く取り入れられています。例えば今回の2日目「介護の専門性」という講義では「利用者の主体性(その人らしく創意工夫した支援を、利用者が自ら決める)」を伝えたい内容でしたが、先生から詳しい説明がないまま「自分のこだわりや好きなことを紙に書き出してください」という指示がありました。そのうえで前後の人でペアを組んで、「理由などを引き出してください」という内容でした。

ペアでグループワークが終わった後に「介護の現場では利用者の方から話を聞き出す・ひき出す力は「利用者主体」という意味でとても大切で、こだわりや好きなことを話すと利用者の方がリラックスして話をしていただけるので、リラックス状態から得る情報は重要なことがある」とのことでした。それを学んで欲しいから、グループワークをしたそうです。ちなみに私の好きなことは「仕事」です。同じグループワークをした女性の方3人の共通は「子供」「買い物」でした。結構盛り上がったのですが、私と女性の方3人のコメントは控えておきます。

あと、今日の研修で繰り返し説明があったのは写真の通りですが、「介護課程の展開」です。
「( )→ 計画の立案 → ( )→ 評価」カッコにあてはまる言葉を入れましょう。
正解は『(アセスメント)→ 計画の立案 →(支援の実施)→ 評価』です。アセスメントとは、課題分析で利用者の希望、日常生活上の能力や生活環境など様々な情報を収集・分析し、利用者らしい生活を営むために課題を明らかにすることです。

■講師の名言
さて、このレポートを書いている今「講師の名言を書こう!」ひらめいたので今回からこのコーナーを作ります(ました)。講師の先生に怒られる?まー、横浜福祉サービス協会の方から「ありのままを書いていい」と言われているので、書いちゃいます。

≪2日目講師の名言≫
介護するには理由がある。

→介護は「勘(=何となく)」で行うのではなく「科学的根拠」に基づいた介護をすることが必要

さー、あと18日+実習(3日)頑張ります。(まだまだ遠いな)

2日目の介護職員初任者研修の内容

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