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2023年11月17日

ご家族と過ごす時間を大切に「イリーゼ狭山入曽はなれ」

HITOWAホールディング株式会社は、「ひとのために。ひとの力で。ともに明日へ。」をスローガンとして掲げ、HITO(人)+WA(和・輪)+TOWA(永遠)を社名としています。
それは人と人との「和」を大切にしながら、様々な事業が繋がり、ひとつの「輪」になって、より良い社会を創造したい。ひとと暮らしを「永遠」に支え続けることを社名に込めているのです。
「生活総合支援サービス」分野でビジネスを展開していますが、介護・子育て支援・ライフサポート・フードサービスの4部門を運営しています。
介護分野では、「ご本人のケア・ご家族のケア・街のケア」を柱に、首都圏を中心に「イリーゼ」ブランドで、有料老人ホーム・デイサービス・ショートステイなどを運営しているのです。
今回訪問したのは2023年6月にオープンした「イリーゼ狭山入曽はなれ」。
家族と過ごす時間を大切にしたコンセプトのホームです。
インタビューに応じてくれたのは、法人企画チーム係長の清松志乃扶さん、埼玉エリアコーディネーターの森一也さん、ホーム長の須間頌太さん、コンシェルジュの山嵜朋子さんです。

外観

HITOWAの想い

先ずは企業の理念を教えてください。

森さん:事業理念としては、「私たちは、プラスワンのサービス提供を通じて、あらゆるお客様のQOL向上を実現します」とあります。
従来の介護サービスにとらわれずに、ひと手間プラスすることで、入居者様に喜んでいただきたいと考えております。
住まいの住空間、介護、レクリエーションに至るまで、日常のあらゆるスポットに「プラスワン」のサービスを提供することで、入居者様が願う暮らしに一歩でも近づけるように、スタッフが自主的に行動していくよう努めているのです。

清松さん:私たちは常にどうしたら「プラスワン」のサービス提供をしていけるか考えてきましたが、イリーゼ狭山入曽はなれはまさにその思いを凝縮し実現した画期的なホームとしてオープンしました。

事業スローガンもお願いします。

須間さん:「すべては『あなたに会えて良かった』と言われるケアサービスのために」とスローガンを掲げています。
私なりに取組んでいることは、入居者様の居室に頻繁に足を運び、入居者様と積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を築くように心がけています。
そのようなことの積み重ねが、「あなたに会えて良かった」と言っていただけるところに結び付いていくと思っているのです。

では、この施設のコンセプトを教えて下さい。

山嵜さん:お客様と入居者様が、ご自宅のようにゆったりと同じ時間を共有できる施設がここのコンセプトです。
コロナ禍の中、面会の制限があったり、外出ができなかったりして、ご家族となかなか会えないという辛い経験を皆様されてきました。
また、施設入居という心のハードルを下げてもらうためにも、「はなれ」というネーミングにしています。それは、「自宅から引き離された施設入居」ではなく、「母屋からはなれに移動した」という感覚でいてもらいたいからなのです。

須間さん:どこの老人ホームでも、入居するとご家族との距離が出てくることが残念ながらありました。
しかし、入居前と同じようにご家族が水入らずで一緒に過ごす時間を大切にできる施設づくりを、「はなれ」シリーズとして打ち出したのです。

清松さん:これまで老人ホームは施設主導というか、施設都合になってしまうケースが多かったのですが、ご家族の目線をもっと大事にしていこうと考えたのです。
ですので、この施設はハード面でもソフト面でも、ご家族が一緒に楽しめることを実現させています。
費用面でのクオリティを考慮すると、十分な付加価値があると思っています。

シアターダイニング
シアターダイニング

ご家族と楽しめる仕組みについて

では、具体的に「はなれ」の工夫していることを教えてください。

山嵜さん:敷地内に癒しの足ツボスペースや広場を設けていますが、こちらは外に面しているため、玄関から入らなくても良いのです。
もしも、感染症などで、施設内に入れないことがあっても、ここで面会できる仕組みになっているわけです。
また、一階のシアターダイニングは予約制で貸し切りにできますので、家族で動画を観たり、オンラインでの面会をすることができます。
つい先日も、あるご家族が誕生パーティを12名様でお祝いしていました。

清松さん:シアターダイニングは防音がきっちりできているので、プライバシーが守られています。込み入った話題なども気兼ねなくお話しできるので安心です。

それは、良いですね。

森さん:3階のファミリーカフェも貸し切りにできます。キッチンがついていますので、ご自宅のダイニングでされていたように、一緒に料理を作ったり、お食事をして歓談することもできます。
事前予約時にオーダーが可能なアラカルトなどのお食事を楽しむこともできるのです。

山嵜さん:そこのカウンターは昼食後にカフェタイムを設けていまして、コーヒーや狭山茶をお出ししています。ここのオーナーがお茶屋なので、そこから茶葉を取り寄せているのです。
カフェタイムにはご家族が来られ一緒にお茶していただけます。なかには茶菓子を持って来られるご家族もいて、団欒のひとときを満喫していただいています。

他にもありますか?

清松さん:入居されたら、サークル活動に参加していただくようにしています。既に行っているものだけではなく、その方がやりたいことを伺って、その声を元に新しいサークルもつくっています。
現在は手芸・コーラス・園芸・ヨガ等行っています。

山嵜さん:このサークルはご家族やご友人が来られて一緒に参加できるようにしているのです。
例えば、かつて土いじりが好きだったけれど、お身体が不自由でもうご自分ではできない方が、ご家族と一緒に寄せ植えをつくられたりしました。

広場
広場

ご家族からの反響

ご家族からはどのような声がありますか?

須間さん:「スタッフがよくやってくれている」というお褒めのお言葉をよく耳にします。
優秀なスタッフが多いことを私も誇りに思っています。新規ということもあり、「ここを作り上げていこう」というモチベーションが全体的に高いですね。
研修も充実していて、接遇や介護知識、技術力のアップにつながっています。

森さん:弊社の中でもここは接遇研修に1.5倍の時間をかけていまして、他施設からも接遇を見るために来るというようなこともしています。
お辞儀ひとつでも、立ち止まってきちんと会釈することを徹底しています。
また、入居者様に対しての言葉遣いや、手をそえる時は両手でそえるなど、意識高く行っています。自社のことながら、「大したものだ」と感心しています。

他にもありますか?

清松さん:特に施設を住み替えされるようなご家族からの反響は良いですね。
なかには毎日面会に来られる熱心なご家族もおられますが、施設という敷居が低いことを大変喜ばれています。駅から近い立地ですし、都心からもアクセスが良いことが好評です。
入居者様もご家族が来られるのを待っておられますし、短い時間であっても、直接顔を見てお話しすることが、やはり大事ですね。

山嵜さん:私はコンシェルジュとして、ご家族のご要望にお応えすることが大事な使命だと思っています。
ご家族の想いを大切にすることが、入居者様の喜びに繋がっているのです。
今までの老人ホームでは入居者様を大切にするのは当たり前のことでしたが、「プラスワン」でご家族を大切にしていくことにフォーカスしています。

コンシェルジュ 山嵜朋子さん
コンシェルジュ 山嵜朋子さん

今日に至る道のり

それでは、ここに至るまでの半生をお聞かせください。

山嵜さん:身内に末期がんの者がいて、訪問ヘルパーが来ていたのです。その働く姿を見て、「この仕事は素敵だな」と思ったことが、介護の世界に入るきっかけになったのです。
特養やグループホームで介護職員としてケアをしていましたが、ケアマネージャーの資格も取得しました。
この会社にはケアマネージャーとして入職したのですが、新規開発のサポートをしてきました。
今回新しく「はなれ」シリーズが立ち上がるに際し、会社としても初めてのコンシェルジュという役割ができるということで、名乗りを上げたのです。
やることなすことが全て新しいことですが、色々提案してそれが承認され軌道に乗っていくことは、やりがいしかありませんね。

森さんもお願いします。

森さん:以前はサービス業の営業をしていました。
祖母が老人ホームに入っていたのですが、ミスマッチがあって退去するということがあったのです。そのようなこともあり、いつしか老人ホームの営業という仕事をするようになりました。
老人ホームは人生の最後のステージになります。長い間ご苦労なさった方たちに、いかに快適に楽しんでお暮しいただける場を提供できるか。これは私の永遠のテーマです。

清松さんもお願いします。

清松さん:私は人材系の業界でマネージメントをしていました。
体を壊したことをきっかけに大学を行きなおし、医療法人に就職した際に介護業界に出くわしたのです。
介護施設の開発やエリアマネージャーなどを手掛け、HITOWAに入ることになりました。
ホーム長やマネージメントを任され、営業部本部に入り、今は法人担当をしています。
ご家族対応も多くしてきたので、ご家族の視点を良く理解できますので、そのことを踏まえて入居促進を行っています。

では、最後に須間さん、お願いします。

須間さん:母が病院で勤務していたこともあり、看護師の道を選びました。
14~15年間看護師として働いてきましたが、老人ホームでも働くことがありました。老人ホームの色々な面を見るうちに、管理者になり理想的な運営をしたいと思ったのです。
そこで管理者候補としてHITOWAに入職して、今に至ります。
実際、ホーム長になると多忙ですが、様々な事柄を解決していくことにやりがいを感じています。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

ホーム長 須間頌太さん
ホーム長 須間頌太さん
 

取材後記:ご家族の視点に立った施設づくりという着想に、目から鱗が落ちる思いがしました。
そして、この内容でこの価格。コスパの良さに驚愕しました。
「はなれ」シリーズは今後も展開されていくそうですが、これは人気が出るだろうなと確信しました。

施設情報

施設名 イリーゼ狭山入曽はなれ
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 埼玉県狭山市南入曽878ー1
入居時費用 0円
月額費用 218,800円
アクセス 西武新宿線「入曽」駅より徒歩約6分(約470m)
居室
ファミリーカフェ
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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