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2024年01月09日

コストパフォーマンス抜群の「エクセレント横濱桜並木」

株式会社エクセレントケアシステムは、2004年8月に徳島県からスタートしました。
その後、兵庫・東京・京都などの都市部へ事業展開し、現在では9都府県で、有料老人ホーム・グループホーム・小規模多機能などを中心に、100を超えるサービスを展開しています。
感動を創造するエクセレントグループはお客様の生き方に寄り添えるサービスのあり方を常に考え、オンリーワン、オンリーユーのサービスを提供し、日本の介護のカタチを変えていくことを掲げています。
今回訪問したのは「エクセレント横濱桜並木」。桜並木が続く大岡川沿いにホームは立地しています。
インタビューに応じてくれたのは、スーパーバイザーの守山文雄さん、施設長の森下美恵さんです。

外観

会社と施設のコンセプト

それでは、会社のコンセプトや想いなど教えてください。

守山さん:エクセレントケアシステムの始まりは四国の徳島県なのですが、徳島に未だ1件も介護付有料老人ホームが無い時代に、クオリティの高いサービスを提供しようという想いで老人ホーム運営事業を始めたのです。
その時から一貫して、「もっと良い施設をつくりたい」という社長の強い想いに社員はみな共感してついて行っているのです。
介護方針として「Jの介護」を掲げていて、
1.時間を大切に(タイムスケジュールのない)
2.自由に
3.自分らしく
4.自適に
5.自立する
ことを基本と心掛けていますが、その上に、接遇を大切にして、レクを充実させ、美味しい食事を提供することに注力しています。
そのためにも、社員教育を重視していて、人材開発部が研修に年間400時間をかけています。職種別・階層別・職域別など細かく分かれて研修を行っています。
接遇は全国の施設を回って確認指導しているのです。
食事に関しては三食とおやつを全施設が社内のソフトに写真をアップしていて、見た目からも美味しいかどうかを確認したり、食材から指導しています。

オンリーワン・オンリーユーということも大事にしていると伺いましたが、いかがですか?

守山さん:私たちは施設数を増やすことに力を注ぐよりも、入居者様の喜びはどこにあるのかに重きを置いているので、オンリーワンのサービスをオンリーユーに提供することを心掛けているのです。
具体的には「サービス・エクセレント」という取り組みをしています。
入居者様お一人おひとりにご要望を伺っていて、その想いを叶えることをしているのです。
例えば、「美味しい海鮮丼を食べたい」と言われる90歳で車いすの入居者様がおられたので、二人がかりで三崎漁港までお連れして海鮮丼を堪能してもらい、砂浜や純喫茶にお連れしたりして三浦半島での一日を楽しんでいただきました。

森下さん:他にもこんな話がありましたよ。
胃ろうで寝ている時間が長い入居者様のところに、度々花をもって面会に来られるご家族がおられました。
その入居者様がとても花好きということを伺ったので、看護師とフロアリーダーで西横浜のイングリッシュガーデンにお連れしたのです。
ご家族も現場で合流しましたが、本人様もご家族もそれはそれは大満足でした。

それは良い話ですね。

守山さん:レクも入居者様お一人おひとりから要望を聞き取り、実施していることがスケジュール化されているのです。
こちらが用意したものではなく、入居者様が本当に楽しめるレクは、スタッフも実施しながら楽しめるものです。
私たちは、全スタッフの特技や趣味を聞き取ってデータ化していまして、その特技を活かしたレクも実施しています。
得意なことをして、それを仕事として認めているので、スタッフのモチベーションも上がります。
食事・入浴・排泄などの介護だけに追われる現場ですと、離職する人が増えてしまいます。
ですが、スタッフがここで楽しんで仕事してくれているので、辞める者はとても少ないですね。

エントランス
エントランス

エクセレント横濱桜並木の雰囲気

森下さんはどのような想いで、ここの施設を運営しておられますか?

森下さん:私たちスタッフではなく、入居者様がこの施設をつくっていくと思っています。
入居者様が心から楽しんでおられて、スタッフも楽しんで対応することができる環境をつくるのが私の役割りと思っています。
そして、スタッフたちが「管理者をやってみたい」と志してもらえるような雰囲気づくりを心掛けています。
管理者が替わっても、同じクオリティを保てる施設にできたらと努めているのですよ。
今まで取組んできたこととして、過剰介護をせずに自立支援の徹底をしてきました。スタッフが良かれと思い先回りして、介護しすぎてしまっていたのです。
入居者様のためにも、できることはしていただくように促していると、「エプロンたたみを手伝おうか」とか、「エントランスの花飾りしようか」とか、色々能動的にやってもらうことも増えてきました。
管理者の色ではなく、入居者様の色に変わっていくこと、入居者様がより中心になることに注力しているのです。

とっても大事なことですね。

森下さん:それから、入居者様の要望をバックグラウンドから読み取ることを大切にしています。
ケアマネジャーがアセスメントをする際に、その方の背景をよく聞き取るように心がけてくれています。
例えば、ある入居者様が「ワンちゃんと遊びたい」という要望を口にされた際に、そのバックグラウンドがわかれば、どうご対応すれば最善なのかが見えてきます。

守山さん:会社全体の取り組みとしてもバックグランドアセスメントは重視しています。入居者様の生活歴など、スタッフも良く把握したうえで接するようにしているのです。

他にもこのホームの雰囲気を伝えてください。

森下さん:この施設に出入りしている業者さんたち、マッサージの方や医療の関係の方たちが、「ここの職員化」してくることですね(笑)。
特に厨房の方たちは、ここのことを気に入ってくれていて、入居者様のことを常に気遣ってくれています。

守山さん:この施設に出入りすると「エクセレント横濱桜並木・愛」が芽生えてくるのでしょうか。不思議です。

森下さん:月1回ボランティアで来ている方に、「もう1回、来られませんか?」とお願いすると、快く「楽しいから来ますよ!」と二つ返事で承諾していただいたり。

守山さん:以前派遣できてくれた人が、正月用の鳥居を作ってくれたのですが、「次、鳥居を立てる時に、呼んでくださいね。手直ししたいので」と連絡してくれたのです。「楽しいから、お金なんて要りませんよ」と言われるのですよ。
地域からも愛されていて、夏祭りの神輿の休憩所に利用してもらったり、自治体のクリーン活動に呼ばれたりと、近隣からも喜ばれています。

食堂
食堂

ご家族からの信頼

見学者はどのような点を気に入られて申し込みなさるのですか?

森下さん:アクティビティの多さが決め手になって、ということが多いでしょうか。
午前中に運動などのレクが各フロアで行われますが、午後も毎日レクがあります。先ほど話しがありましたが、入居者様のご要望に応えた形でメニューができています。
喫茶店、音楽療法、おやつレク、園芸、散歩、ヨガ、工作、卓球、お花、麻雀、書道など多岐にわたります。
喫茶店ではコーヒーや紅茶のほかに、クリームソーダ、ぜんざいなど入居者様のリクエストに応えて、10種類あまりのメニューをそろえています。
それから、理学療法士と按摩師が常駐しているので、個別機能訓練を週に1回実施しています。近くの公園まで歩行訓練されている方もおられますね。

入居後にご家族から喜ばれていることは、どのようなことですか?

森下さん:ご家族は、最後の日までここが良いと言って下さる方がほとんどです。
看取り期には面会は勿論ですが、泊まっていただくこともあります。ご家族にはなるべく長くゆっくり寄り添っていただきます。

守山さん:入居者様がお亡くなりになってご退去となった後でも、ここを訪ねに来て下さるご家族もおられます。
ご家族に対しても個別対応をきちんとしてきた証ですね。
ご家族が来られて勤務先での愚痴を話されたりしますが、ここがご家族にとってもオアシスになっているようです(笑)。
ご家族に対してもそのバックグラウンドを把握しながら、対応しているので満足度も上がっているのだと思います。

ご家族にも手厚く対応しているのですね。

森下さん:入居者様の定員は70名なのですが、ここはケアマネジャーが2名体制になっています。
担当を2人で分けているので、ご家族にも細かく連絡・報告をしているのです。

守山さん:2人のケアマネジャーがご家族からも信頼を厚く受けていて、よくご家族からの相談にものっています。
そして現場のヘルプも頻繁に行っているので、スタッフからも頼りにされています。

スーパーバイザー 守山文雄さん
スーパーバイザー 守山文雄さん

これまでの半生

それでは、ここに至るまでのお話をお聞かせください。

守山さん:私は平和的な仕事がしたいと思って、幼児教育を学び、保育士の資格を取得しました。
しかしながら、当時の幼児施設には、男性用のトイレや更衣室が無く、就職が困難な状況にありました。
そのような中で、老人ホームの実習に行った際に、「これからは高齢者に関わる仕事の時代だ」と思ったのです。
1991年でしたから、高齢者の研究や介護の在り方が確立していない状況でした。ですから、老人福祉について色々学び、様々な人脈も作っていったのです。
老健や特養でも働きましたが、体を壊したことをきっかけに地元に戻り、エクセレントケアシステムに就職しました。
生活相談員から始めましたが、ほどなく施設長となり、スーパーバイザーとして働いて、今に至ります。
33年間、介護業界で働いてきたので、黎明期からの変遷を見ながら、その歴史と供に歩んできました。
これからはお一人おひとりのニーズが異なり多様化していくので、この会社がそれに応じて変化しようとしていることを、とても面白く感じています。

森下さんもお聞かせください。

森下さん:私は元々建築設計事務所に勤めていましたが、結婚と子育てを経て、不動産営業として働いていました。
そんな折、9・11同時多発テロが起きたことをきっかけにタワマンが売れなくなり、その後は3・11東日本大震災でも不動産がもっと振るわなくなってしまったのです。
次を求めてハローワークへ行くと介護資格の受講募集を見つけ、合格したことから介護の世界に足を踏み入れました。
実際に老健で勤め始め、短期のケアプランを作成するようになると、ご家族と話し合ったり、色々勉強することもあり、だんだんと介護の面白味にはまっていったのです。
また、働く環境として男女差がないことも、働き易さを感じる点でありました。
この会社に入職して、時を経て施設長を任ぜられましたが、やはり、入居者様が幸せに生活できるために工夫を凝らすことは、やりがいを感じますね。

今日はお忙しい中、ありがとうございました。

施設長 森下美恵さん
施設長 森下美恵さん
 

取材後記:熱烈なお話しを伺い、冬なのに熱中症になったかのように水分が欲しくなりました。
お手頃な価格帯なのにハードもソフトも充実していて、思わず「お値段以上、エクセレント」と口走ってしまいました。

施設情報

施設名 エクセレント横濱桜並木
施設種別 介護付有料老人ホーム
住所 神奈川県横浜市南区井土ケ谷中町30-3
入居時費用 54万円
月額費用 204,900円
アクセス 横浜市営地下鉄ブルーライン「弘明寺駅」より徒歩7分
京急線「井土ヶ谷駅」より徒歩9分
首都高速神奈川1号横羽から首都高花之木で首都高速
神奈川3号狩場線「花之木IC」を出て約5分
居室
玄関
老人ホーム・介護施設探しは「老人ホーム相談プラザ」で
老人ホーム相談プラザは、有料老人ホームや介護施設を経験豊富な専門の相談員が店舗・訪問・電話・オンライン・一括資料請求等、無料で相談・紹介をしています。老人ホームのホームページやパンフレットに記載されていない評判や雰囲気、医療・介護体制の実態、特色など実際に訪問しないと分からない最新の情報を収集し、公正・中立な立場でプロの目線からお客様のご希望に合った老人ホーム・介護施設を選定・ご提案いたします。老人ホームの見学予約・見学同行・入居時の送迎支援、入居後のアフターフォローもおまかせください。
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