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2017.03.02
介護ニュース

福島県で介護ロボットを介護福祉士養成の専門校に無償貸与

福島県は、県内の介護福祉士養成課程のある専門学校5校を対象に介護支援ロボットの無償貸与を始めました。介護福祉士を目指して学ぶ学生にロボットの有益性を伝えながら、現場での利用が拡大されることがねらいです。県では、県庁で開かれた県高齢社会対策推進本部会議の中でこの方針について明らかにしています。介護支援ロボットの貸与先は、郡山市の東北医療福祉専門学校、国際メディカルテクノロジー専門学校、郡山健康科学専門学校、会津若松市の仁愛看護福祉専門学校、二本松市の福島介護福祉専門学校です。東京都のイノフィスが開発し、県内の菊池製作所で製造された「マッスルスーツ」と、郡山市内に製造の拠点を置く茨城県つくば市のサイバーダインのロボットスーツ「HAL(ハル)」を1校につき各1台、合計で10台を配置します。
ロボットの操作方法などについては、この事業を委託されている郡山市のふくしま医療機器産業推進機構の担当者が各学校で指導を行い、同時に負担軽減などメリットについても伝えていきます。さらに、貸与先の学校からは使用上の改善ポイントなどをあげてもらって性能向上に役立てる予定です。
福島県では、ロボット関連の産業を福島・国際研究産業都市プロジェクトの柱のひとつとしています。さらに政府としても介護現場の人手不足対策のひとつとしてロボットに注目していて、補正予算で導入費の枠を確保しています。福島県によりますと、ロボットの軽量化や小型化、入手しやすい価格で提供することや操作の簡便化が今後の課題として浮かびあがっています。昨年度は28の施設に試験導入したロボットを専門学校に貸与するにあたり、県では新しい技術に対する学生の関心の高まりや介護職のイメージアップ、同時にスタッフの負担を減らして人材が定着することをねらいとしています。
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