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2017.03.01
介護ニュース

聴覚障害者たちの心の声を読む人へ届けたい

東北大震災で被災した三陸鉄道が描かれている漫画「さんてつ」で有名な漫画家、吉本浩二さん(42)は、丁寧で詳細な調査に基づいたドキュメンタリー作品に定評があります。その吉本さんの新作、「淋しいのはアンタだけじゃない」が今迄に例を見ない描き方の作品であるため、読者から大きな反響を呼んでいます。
主要キャラクターに聴覚障害者を用いた内容で、2016年1月から青年コミック誌で連載開始しました。電車が遅延したとしても、駅のアナウンスによる情報が聞こえないので分からないという苦労話や、会社の飲み会に行っても、仲間たちの会話に入れないため1人寂しく飲むことしかできないなど、聴覚に障害を持つ人特有のエピソードが漫画で描かれています。吉本さんは、「見た目では聴覚障害を患っているかは判断できません。彼らへの理解を深めるきっかけにして欲しいです」と言っています。番組では、漫画に込められた秘めた思いも紹介しています。
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