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2017.02.07
介護ニュース

需要が拡大する「お泊りデイサービス」

高齢者や障害者が日中の時間帯に施設に通って受ける福祉サービスのことをデイサービスといいますが、多くの要望の声より「お泊りデイサービス」なるものが登場したことをご存知でしょうか。「お泊りデイサービス」とは日中の通所介護サービスに加え、夜間にも介護サービスを提供する混合介護の事業形態のことをいいます。通常のデイサービスは介護保険法に基づいた介護保険制度内にあるサービスですが、この夜間介護は介護保険適用外です。少ない自己負担で利用できるよう各事業所が企業努力を行っており、費用も一回につき500円~2000円と安価でますます需要が拡大しています。
では「お泊りデイサービス」が登場した背景はいったい何でしょうか。それは介護保険制度内に当てはまる既存のサービスでは利用者や家族のニーズを満たしきれていないからです。特別養護老人ホームのような入所型施設は常に満床状態で入所待ちに数年かかることも当たり前、短期間の宿泊介護施設ショートステイも受け入れ人数に制限があり、なじみのない場所に宿泊する利用者には精神的な負担がかかります。そこで毎日通うなじみの場所で泊まれるうえ、法的な定員や連泊の上限も気にする必要のない「お泊りデイサービス」が望まれ登場したのです。
今後も「お泊りデイサービス」はその事業を拡大していくことでしょうが、そこには地域との連携協力、さらには制度改正に向かって現場からの声を発信していくことが期待されています。
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