老人ホーム相談プラザ｜”医療的ケア児”見過ごされた子供たちのこれから

”医療的ケア児”見過ごされた子供たちのこれから

日常的なたんの吸引や経管栄養などの医療的なケアが必要な子供。最新の新生児医療の発達で以前は助からなかった命も助かるようになり、増加傾向にあります。その人数は8年間で1．5倍の約9000人。今までの福祉制度では幼稚園、学校さらに福祉施設の受け入れを認めてもらえず、介護状態の保護者が孤立するケースが後を絶ちませんでした。
3年前新たな法律として「障害者総合支援法」が制定され、今までの法律では救えなかった人たちをケアできるとして注目されています。その内容は、医療的ケアが必要な子供に対し、保健・医療・福祉が連結してニーズに応じた対応をすることが初めて盛り込まれました。
具体的には総合支援相談員という立場を作り、障害がある人も自立して日常生活・社会生活を送れるよう福祉サービスの相談や調整を行い計画をしていきます。これにより孤立しがちだった家族が社会とつながりを持って障害児を皆で支援していくことができるようになりました。