2016.11.01
介護ニュース
海と緑に囲まれた真鶴町は福祉のロケーションとしての可能性も
真鶴町は南に面した丘陵地に住宅街が広がり、年間を通じて日照豊富で温暖の町です。治安も良好で住環境としても暮らし易い条件が揃っています。町が1993年に制定した「真鶴まちづくり条例」により、町の景観を崩す高層リゾートマンションを始めとした建物の建築を禁ずる等、街の美意識を第一に考えた取組みを行っており高い評価を受けています。一方、最近になって多くの観光客を集めているのが国の重要無形文化財にも指定されている貴船神社の船祭りです。毎年7月下旬に開催されるこの祭りは、鮮やかに飾り立てられた神輿船が海上を渡御し神を迎えるという独特の儀式が目玉となっており、加えて神輿や花山車が町内を巡回するなど町全体が華やかな雰囲気に包まれます。
素晴らしい環境を持った真鶴町でも住民の高齢化に備え、町としても高齢者福祉への取組みを重点的に行う様になってきました。具体的には介護事業者の町内進出への積極的な援助や、いつまでも高齢者が健康で自立した生活を送れる様サポートする介護予防への取組みといったものです。また、声掛けを中心とした巡回型の地域密着サービスの推進にも取り組んでいます。
しかし、気候や日照にも優れた真鶴町は、元来、介護施設を設置するには大変優れたロケーションであり、実際町内に位置するグループホーム型施設は海を見下ろす展望やミカン畑を中心とした緑に恵まれ、落ち着いた暮らしが営める環境となっています。丘陵地の上という立地ですがそこに至る道路はよく整備されており、家族が車で面会に訪れるにも全く不安はありません。